写植オペレーターとしての経験と、デジタル化による変化

35年前、私は写植オペレーターとして、文字を一つひとつ組み合わせて印刷物のデザインをしていました。当時は、文字の配置を確認するモニターもなく、印刷後の仕上がりを想像しながら作業を進める、まさに職人技の世界でした。

写真植字機は、主に1950年代から1980年代にかけて広く利用され、文字を写真技術を用いて印字する機械です。
書籍、雑誌、広告など、様々な印刷物で写真植字機が利用され文字の形を写真で撮影し、それを拡大・縮小して印画紙に焼き付けることで、印刷用の版下を作成していました。

そして同時期に私はMacWrite Proを大学で見てしまった…

テキストエディターMacWrite Pro

MacWrite Proは1993年に発売されたAppleのソフトで、WYSIWYG(ウィジウィグ)と呼ばれる機能を搭載したテキストエディターでした。画面上で文字のサイズやレイアウトを自由に変更したり、写植機での文字盤を交換することなくフォントを変更できる機能は、当時としては革命的でした。さらに、構成されたデザインの内容を画面で確認し、そのまま印刷できる作業フローは、私にとって衝撃的な体験でした。

今年でAppleの初代Macintoshが1984年1月24日に発表されてから40周年を迎えます。現在では高校生でさえ、画面で文字を確認しながら文章を作成し、デザインを行い、画像やイラストを挿入できるマシンを所有している時代です。これは当時の私にとってはまるでSF映画のような光景です。その後、MicrosoftからWordが発売され、目にした時はさらに大きなショックを受け、ついに写植オペレーターとしての仕事から引退することにしました。

アプリが便利になってもデザイン会社が存在する理由

日常に画面のある生活

最近ではスマートフォンでテンプレートに入力するだけで、自分の名刺が作れてしまう。今となっては、日常に画面のある生活が当たり前となり、勤務中にモニター画面を見てる時間がどれだけあるか調査するのが怖いくらいだと思います。

さらに、結婚相手を見つける際も、画面を通じて事前に相手の情報を確認してから交際が始まるという時代にも驚きです。

そして、画面で見たものが印刷できる様になったことは過去の経験をした私にとっては感動的な環境です。現在では、職場にも、自宅にも大抵の環境には、パソコンや、印刷機を所有し、便利で失敗の少ない作業環境が整っているにも関わらず、なぜ、デザイン会社が存在できるのでしょうか

これは、お見合いや結婚相談所が存続している理由と同じ事なのかもしれないかもしれません。

アプリを使って探す場合は、好きな時間に手軽に始められ、たくさん登録されているデータベースの中から選ぶことはできます。自身の経験の中で自己紹介のプロフィール作成や、真剣にお付き合いを探している人かの判断をしなくてはなりません。経験豊富な方にはとても便利なツールかもしれません。

お見合いや結婚相談所ですと、時間を作って出向く必要性があります。第三者の専門家がヒアリングを行い本人の理想や将来の生活イメージ、現在の生活スタイルなどを確認してもらいながら、プロフィール作成や交際中のサポートなど、婚活全般をサポートしてくれます。

個人の判断でアプリを使って探す場合と、専門家との直接コミュニケーションを取ることで生まれる価値の違いに大きさ差があるのかと思います。物事を見る際の個人的な判断と、第三者の専門家の世界観では、判断材料やスキルに大きな差が生じます。
必ずしも自分がいいと思うものが、相手にとっても良いとは限りません。感じ方は人それぞれ異なるため、他者の視点を取り入れることが良いとあればいいのですが、感じ方は相手によって違うのですから難しい。

このような理由から、デザイン会社や結婚相談所のような専門家のサービスが、依然として価値を持ち続けているのでしょう。

飲食店での経験から学ぶこと

飲食店でも誰もが経験あるのではないでしょうか?

冬場になると外で冷えた体をラーメンで温まりたい

お店の人が美味しいよと言ってオススメされた料理で、個人的にはそうは思えなかった時、

「これ自分で食べた事ありますか?」と聞きたくなるくらい、『いや私は聞いちゃいますけど、』
個人の好みとお店のオススメの感覚の違いにズレが生じる経験はあるかと思います。

そして、冬場になると外で冷えた体をラーメンで温まりたいです。
だから熱熱のスープのラーメンが食べたいです。

ですがほんと疑問なのは、冷えたどんぶりにスープ投入、時間差で麺と具材を盛り付けけて完成。
当然、出されたラーメンはぬるく、悲しくなるくらいまずい、そしてしょっぱいなどと来た時には…、残念なラーメン屋さん。
せめて冬場の寒い日には、どんぶり湯煎して温めてからラーメンを出さいないお店は違反扱いにして欲しいくらいです。

でも、ぬるいラーメンが好きな人もいます。
メニューに、スープの温度を「熱め・普通・温め」と三段階選択できる店あったらいいのに…

ちょっと脱線しましたので
話を戻しますと、

先ほどのデザイン会社が存在する点や、この飲食店での経験は、名刺のデザインにも通じる点があると思います。

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