名刺を増刷したら色が違う原因と、防ぐための確認点 のカバー画像

名刺を増刷したら、前回と色が違ったことはありませんか?これは印刷では起こり得ることなんです。名刺の色は、前回と100%同じにはなりません。用紙、湿度、印刷環境、保管状態、時間の経過で見え方が変わるためです。ただし、前回の名刺、用紙、印刷データ、色の基準をそろえることで、差を小さくすることはできます。

名刺を増刷したら色が違う原因

名刺の色が違って見える原因は、1つではありません。紙、環境、データ、保管状態が重なって差が出ます。まずは、どこで色が変わるのかを知ることが大切です。

用紙が変わると色の見え方も変わる

前回と同じ色に近づけるには、前回と同じ用紙を使うことが大切です。紙が変わると、同じデータでも色の見え方が変わります。

白い紙にも、青みのある紙と、少し黄みのある紙があります。表面がなめらかな紙と、少しざらつきのある紙でも見え方は変わります。ロゴの色や薄い背景色は、この差を受けやすいです。

また紙によってインクのノリ具合が変わります。インクが沈むタイプの紙だと印象が変わります。
データの数値では計り知れないことがたくさんあります。

湿度や気温で紙の状態が変わる

名刺の色は、湿度や気温の影響も受けます。紙は湿気を含むと状態が変わるためです。

湿度が高いと、紙が反ったり、わずかに伸び縮みしたりすることがあります。色材ののり方や乾き方に差が出る場合もあります。梅雨時期や、湿度が高い場所で保管した名刺は、見え方が変わることがあります。

時間の経過で前回の名刺も変化する

前回の名刺も、時間とともに変化します。新しく印刷した名刺だけが変わったとは限りません。

名刺は、日光、照明、湿気、手の油分、保管場所の影響を受けます。数年前の名刺と新しい名刺を並べると、差が出て見えることがあります。比較するときは、古い名刺側の変化も考える必要があります。

印刷機やデータの違いでも色が変わってしまう

印刷機や印刷設定が変わると、色も変わることがあります。前回と違う印刷会社に頼んだ場合は、特に注意が必要です。

データの作り方でも差が出ます。画像のまま作られたロゴ、解像度が低いデータ、色の指定がそろっていないデータは、増刷時に安定しにくいです。担当者ごとに別のデータを使うと、社内の名刺が少しずつ違って見える原因になります。

下記のページも参考にしてください
「白って200色あんねん」は本当?モニターと印刷の色の違いと解決策

前回と100%同じ色にできるのか

同じ色にすることは難しいです。印刷は、紙と環境の影響を受けるためです。ただし、確認の基準をそろえることで、差を小さくすることはできます。

完全一致は難しい

名刺の色は、画面上の色とも完全には一致しません。画面は光で色を見せます。名刺は紙の上に色をのせます。

さらに、前回の名刺は保管中に変化している場合があります。そのため、「前回とまったく同じ色にできます」と言い切るのは現実的ではありません。

差を小さくする管理はできる

完全一致は難しくても、差を小さくする管理はできます。前回の名刺見本、用紙名、印刷用データ、色の基準を残しておくことが重要です。

印刷会社側で前回の情報を管理していれば、増刷時の確認がしやすくなります。社内の担当者が変わっても、同じ基準で発注しやすくなります。

BATON PRINTでは過去2回分の印刷した名刺を保管しています。そのため、格安ネット印刷などとは違い色の差を最小限に抑えることができます。

増刷時の色ズレを防ぐ確認点

前回の名刺見本を用意する

前回の名刺を見本として用意してください。色と紙の質感を確認する基準になります。

できれば未使用で、日焼けや汚れが少ない名刺が向いています。見本があると、印刷会社は「どの色に近づけるか」を判断しやすくなります。

前回と同じ用紙か確認する

用紙名を確認してください。「白い厚紙」だけでは情報が足りません。

紙の名前、厚さ、表面の質感が分かると、前回に近い条件で進めやすくなります。紙が変わる場合は、色の見え方も変わる可能性があります。その場合は、先に仕上がりの確認をすると安心です。

印刷用データを保管する

印刷に使った最終データは、会社として保管してください。担当者の個人パソコンだけに入っている状態は避けた方が安全です。

名刺は、入社、異動、昇進のたびに発注が発生します。最終データを決めておくと、名前や肩書の差し替えも進めやすくなります。

会社の名刺管理で大切なこと

会社の名刺は、1人分だけを作れば終わりではありません。人数が増えるほど、発注方法とデータ管理が重要になります。色をそろえるには、社内の流れも整える必要があります。

発注方法を社内でそろえる

発注方法は、社内でそろえてください。部署や拠点ごとに別々の方法で頼むと、用紙やデータが分かれやすくなります。

エクセル、メール、専用システム、申込フォームなど、会社によって続けやすい方法は違います。無理に新しい方法へ変えるより、社内で続く形にすることが大切です。

色とデータの管理を印刷会社に任せる

社内だけで管理しきれない場合は、印刷会社に色とデータの管理を任せる方法があります。担当者が変わったときの引き継ぎもしやすくなります。

BATON PRINTでは、20年以上の実績と500社以上との取引があります。名刺専門の担当者がつき、プロのデザイナーが色合わせとデータ調整を行います。発注方法も、表計算、メール、専用システム、申込フォームなど、顧客のやり方に合わせた実績があります。会社の名刺をまとめて任せたい場合は、法人向けの名刺作成・印刷サービスをご覧ください。

追加料金の条件を先に確認する

増刷前に、追加料金の条件も確認してください。総務や広報にとって、費用の見通しは重要です。

BATON PRINTでは、標準仕様の場合、片面・両面・モノクロ・フルカラーが用紙代・配送料込みで追加料金なしです。ただし、デザイン制作、データ作成、現物からの再現印刷、特殊な紙や加工については、別途確認が必要です。

データがない場合の対応方法

印刷用データがなくても、対応できる場合があります。まずは前回の名刺や、過去の画像データが残っていないか確認してください。次回以降のために、印刷用データを作り直すことも大切です。

現物から再現できる場合がある

前回のデータがない場合は、現物の名刺から再現できる場合があります。名刺を見本として確認し、文字、ロゴ、配置を印刷用データとして作り直します。詳しくは名刺データ再現印刷サービスをご覧ください。

ただし、現物からの再現も100%同じとは限りません。ロゴの元データがない場合や、紙が特定できない場合は、近い仕上がりを目指す形になります。

次回のために印刷用データを作る

現物から再現した後は、印刷用データを保管してください。次回の増刷では、名前や肩書だけを差し替えて進めやすくなります。

このタイミングで、会社全体の名刺ルールを整えるのも有効です。ロゴの位置、文字サイズ、部署名の書き方、裏面の表記をそろえると、担当者が変わっても迷いにくくなります。

まとめ:増刷の色ズレは管理で小さくできる

名刺の増刷で色が違う原因は、さまざまです。用紙、湿度、印刷環境、データ、保管状態、時間の経過が関係します。

前回と100%同じ色にすることは難しいです。ただし、前回の名刺見本、用紙、印刷用データ、色の基準をそろえることで、差を小さくすることはできます。

会社の人数が増えるほど、名刺は管理業務になります。色やデータの管理まで相談できる印刷会社を選ぶと、総務や広報の負担を減らしやすくなります。

よくある質問

Q1. 名刺を増刷したら、なぜ前回と色が違うのですか?

用紙、湿度、印刷環境、データ、保管状態が変わると、色も変わって見えることがあります。前回の名刺が、時間の経過で変化している場合もあります。原因は1つではなく、複数の要素が重なります。

Q2. 前回と100%同じ色で増刷できますか?

同じ色にすることは難しいです。紙、湿度、印刷環境、保管状態、時間の経過で見え方が変わるためです。ただし、前回見本と印刷データをもとに、できるだけ近い仕上がりを目指すことはできます。

Q3. 色ズレを防ぐには、何を渡せばよいですか?

前回の名刺見本、印刷用データ、用紙名が分かる情報を渡すと確認しやすくなります。未使用で日焼けの少ない名刺があると、色の基準にしやすいです。

Q4. データがない場合でも増刷できますか?

現物の名刺から再現できる場合があります。ただし、ロゴの元データや紙の情報がない場合は、近い仕上がりを目指す形になります。再現後は、次回用に印刷データを保管しておくと安心です。

Q5. 追加料金はかかりますか?

標準仕様の単純な増刷であれば、追加料金はかかりません。片面・両面・モノクロ・フルカラーが、用紙代・配送料込みです。前回の仕上がりにできるだけ近づける色合わせも、この範囲で行います。ただし、デザイン制作、データ作成、現物からの再現印刷、特殊な紙や加工は、別途確認が必要です。

ご相談・お問い合わせ

名刺の増刷で色の違いが気になる場合は、前回の名刺や手元のデータをお送りください。BATON PRINTが、用紙、色、データの状態を確認し、増刷や再現印刷の進め方をご案内します。